ピアノは買取前に調律しておくべき?音ズレの原因や料金相場

ピアノの買取前の調律は必要?
専門家の見解とその理由をまとめました。
基本的に調律で買取額が上下することは稀
買取会社によってさまざまですが、調律の有無は査定金額に影響しないことがほとんどです。
定期的にメンテナンスを行っているのであれば問題ございません。
調律には1~2万円程度かかってしまうので、無駄な出費にならないよう気をつけてください。
ただし、調律を済ませておくことで、より高い価格で買い取ってくれる買取会社があることも事実です。
調律を長期間怠っていたり、ピアノを少しでも高く買い取ってもらいたい人は、一度ピアノ買取会社に確認してみるといいでしょう。
参考元:ズバットピアノ買取比較
基本的には調律の有無で査定金額が上下することはないようです。
ただ、買取会社によっては影響することもあるとのこと。
ではなぜ調律で査定金額は変わることがあるのでしょうか?
ひどい音ズレは故障の原因にもなる
ある程度の軽い音のズレであればそこまで気にする必要はありませんが、ほったらかしている期間が長いと鍵盤が動きにくくなり、故障の原因にもなります。
こまめに調律をしている場合は心配ありませんが、あまりにも長い期間調律をしない場合は査定時に影響することがあるということは頭に置いておいた方が良いかもしれません。
普段から気をつけておきたい音ズレの原因と対処法
音ズレの原因は温度や湿度の急激な変化によって起こることが多いです。
普段から部屋の温度を出来るだけ一定に保っておくことで調律の頻度を抑えることが出来ますし、ピアノの内部が故障してしまうことを防ぐことが出来ます。
また、雨が降った日は換気したり同じ部屋に洗濯物を干さないなど、湿度が上がりすぎないようにすることも大切です。
長く放置しているピアノの調律はいくらかかる?


では長い間放置しているピアノの調律はいくらかかるのか?
調律の相場をまとめてみました。
期間/種類別の料金相場 | アップライトピアノ | グランドピアノ |
---|---|---|
新規 | 12,000~15,000円 | 14,000~18,000円 |
半年定期 | 11,000~13,000円 | 13,000~16,000円 |
1年定期 | 12,000~14,000円 | 14,000~17,000円 |
2年以上(1年経過毎) | +1,000~2,000円 | +1,000~3,000円 |
一般的な相場は上記のような料金になります。
定期的に調律していれば12,000~15,000円程度で済みますが、長い間ほったらかしている場合は2万円以上になってしまうことも多いです。
調律してくれるところによって料金は変わってくるものの、やはり数年以上放置しているとかなりの出費になります。
結局、買取前に調律はしておいた方がお得なの?
長い間調律を行わないことで査定金額に影響することはあるようですが、それを改善するために調律を依頼すると2万円程度の費用がかかってしまいます。
では2万円払ってまで調律してから査定に出した方がお得なのか?
これに関してはお得にならないケースがほとんどです。
基本的に調律の有無で査定金額が上下するということが少ないことと、調律の費用分損をしてしまうことが多いので、買取前の調律はお勧めしません。
まず古いピアノの場合は1~2万円以下の査定額になることもあるので、調律を行うだけでマイナスになってしまうことすらあります。
買取業者によっては10年以上調律をしていない古いピアノでも数万円以上で買い取ってくれるところもあるので、調律をするかどうか悩むより、評判の良い買取業者を探した方が良いと思います。