電子ピアノの買い替え時期はいつ?寿命や修理費用の相場

電子ピアノの寿命や買い替え時期、修理費用の相場をまとめています。

電子ピアノの寿命はどのくらい?

電子ピアノの平均寿命は約10年

アコースティックピアノの平均寿命は約60年と言われていますが、電子ピアノは部品の取り換えに限界があるので寿命は長くても20年程度です。

電子ピアノの寿命が短い理由

電子ピアノがアコースティックピアノ比べて寿命が短い理由は部品を供給している期間が短いため。

一般的に電子ピアノの販売期間は2年程度で終わるものが多く、製造中止になるまでがアコースティックピアノに比べて早くなっています。

製造中止になってからも7年間はメーカーから部品が供給されますが、それ以降は正規の部品を新品で手に入れることは困難になってきます。

最新の電子ピアノで修理出来る期間は9年間ということになるので、型落ちや中古の物を購入した場合はさらに寿命は短くなります。

寿命を伸ばすには?

電子ピアノの寿命を伸ばすにはこまめなお手入れも大切ですが、それ以上に故障しないように気を付けることがとにかく重要です。

電子ピアノは名前の通り中身は電子機器なので、ちょっとした雑な扱いをするだけですぐに壊れてしまうことも多いです。

乱暴に扱ってしまうことはもちろんですが、以下のようなことも故障の原因になります。

直射日光の当たる場所に置く

直射日光やエアコンの風が直で当たる場所などに置くのは故障の原因になります。

電子部品は熱に弱いため、出来るだけ涼しい場所へ設置する必要があります。

温度・湿度の変化が多い場所に置く

温度だけでなく、湿度が多いと結露によって内部にカビが発生してしまいます。

内部の部品に悪影響を与えるのはもちろん、外観が損なわれることや衛生面での問題もあるので、高温高湿度な場所への設置は避け、換気もこまめに行いましょう。

また、ホコリも故障の原因になります。

放っておくと内部まで侵入して故障の原因になるので、ホコリが溜まらないようこまめに掃除してあげることもとても大切です。

メンテナンスや修理費用の相場

長く使うためには定期的なメンテナンスや細かな修理も必要になってきます。

大抵の場合は購入から1年間は保証期間がありますが、それ以降は修理費用がかかります。

作業内容 料金相場
電池の交換(電源が入らない等) 9,000円~25,000円
鍵盤の交換(音が出ない、鍵盤が戻らない等) 1鍵:10,000円~25,000円

型によって修理料金は変わりますが、基本的には10,000円~15,000円前後(出張費によっては2万円前後)になることが多いです。

買い替えのタイミング

電子ピアノは日々のお手入れ、メンテナンスや修理なども含めると10年以上使うことは出来ますが、買い替えの時期としては5~6年くらいからが目安になってきます。

5年程度で使えなくなるということはほぼないと思いますが、買い替えとなると下取り価格も含めてこのくらいから考えても良いと思います。

まとめ

部品の劣化などの面で考えてもそうですが、実際電子ピアノを5年弾いているとアコースティックピアノに買い替えたくなってくると思います。

そうなったらそのままアコースティックピアノに買い替えても良いと思いますし、10年はあくまで寿命なので、買い替えの場合はもう少し早めから検討しても良いのかなと思います。